tana record diary

リリース情報、日誌

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ブラジルレコ発&オーロラ発売

hawaii1200の江南くんがやってる京都のラジオ番組用にコメントを録音。放送は4月第二週の火曜日の予定。KBS京都ラジオ。AMですが、時間を失念。AMでBRAZILは結構良いとおもうよ。
いまのリスナーは、ある特定の音楽を聴く「訓練」をかなりしっかり受けています。そりゃあカラオケやテレビやラジオやウォークマンやその他携帯音楽プレイヤーから絶えず押し寄せる音楽を毎日浴びつつ生きてるんだから、ほぼ無意識に、本人にそんなつもりはなくても「学習」してしまっているのです。学習内容は「音楽はこういうものだ」という概念。そして「音楽というもの」の聴き方。などなど、どうゆってもいいのですが、それはともかくその基礎/基本がたいてい「J-POP」なのはとても残念なことです。。。
我がブラジルはじつはJ-P0Pのような楽器編成・楽曲構造なのですが、流儀はかなり外れています。美意識上の問題なのでどうしようもないのですが、そうとう不躾な振る舞いです。だから、いわば「J-POPを聴き取る耳」でこの音楽を聴くと、当然すごい違和感をもたらすはず。何かが「ずれて」認識されるか、単純に「もの足りない」か。あからさまに知らないジャンルというのでもないからかえってそういう耳(脳)にはことさら居心地が悪いでしょう。伝わらないひとにはこの音楽が全く伝わらない原因はそのへんにあるのではと最近は考えています。だからこそ、あまり音楽に詳しくないというか音楽を毎日聴くほど興味がないくらいなひとには意外と素直に伝わるし、既成のお仕着せな音楽を嫌う意識あるリスナーにもちゃんと受け入れられているんだとおもいます(ありがたいことです)。川端さんの音楽も、そうなのかな。いやあれはもうちょっと極端な話かもしれません。あれほど圧倒的なものを「わからない」などというのはもうアレルギー反応じゃなかろうか。
ところでついに明日、その川端稔と僕のデュオバンド「AURORA(オーロラ)」の1stアルバム「極楽」が発売です。本日サンプル版/製品版が届きましたが、ジャケも音楽も(我ながら)納得の出来栄えです。12pに及ぶ川端アートのアーカイブブックにCDがサービスで付属(!?)という、ようは間違いなく「お買い得」ってことですが、これがどれくらいの人達の目や耳に届くかわからないけど、この作品に込められた絶望と希望と夢と現実は、きっと彼らの世界を変えるでしょう。とにかく、自信と誇りを感じています。よろしくです!!
ブラジルも今週末10日(日)に六本木スーパーデラックスにて、レコ発ライブ。対バンは二階堂和美+半野田拓+千野秀一というスペシャルなトリオ! みんなきてね。勿論オーロラも買えますよー。