tana record diary

リリース情報、日誌

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事故

昨日仕事に行こうとしたら、反対方向の電車が事故で遅れていて「踏み切り脱線事故」とかゆってる。尼崎ではざっと5,6台のヘリコプターが空を舞っているし、なんか穏やかじゃないなあとざわざわしてたんだけど、昼間に通りかかった電気屋のテレビでみるとなんとあってはならないほどの大惨事じゃないか。。。 いろいろな要因で引き起こされた事故なんだろうけど、どうやら運転手は大卒したてのまるで初心者。車の免許だって一年間は若葉マークつけなきゃならんのに、なんだそれは。最近のJRの変な人員削減方針は、コストのかかるベテラン運転手をも削っているのか? だったらそれは目先の利益だけをみて、経験者の助言や配慮などの目に見えない「利益」をなにもかも削った結果の、当然の大損失というべきだ。まさかこんなことになるとは誰もおもわなかったんだろうけど、これって古いもの(保守)をいとも間単に切り捨てることが取り返しのつかないことになる最大級の例ではないかしら。
自分は新しいことをやっているとおもっている人ほど、とても陳腐なアイデアしか持っていないことって、よくあります。何かを剥ぎ雄としたつもりでも、それは結局別の何かを身に付けただけという場合が殆どなのです。気をつけねば。。。
「手術台の上のこうもり傘(だったっけ!?)」がポストモダンの定義だとすると、いま世にあるポスト〜というネーミングの物事はどれ一つその構造を越えていない。本来相容れないものを並列に提示する、ってもはや退屈極まりない手法だ。とするといつだって何かに対するポストである僕らはなにをどうすればよいのか。ことここにいたっては、表現にうかつな手(あざとい概念)を加えず、せめて幻想的な純度を保とうとしていくしかない気がしています。ジャズとかロックとかクラシックとか即興とか、すでにあるとされているものを素直に受け止め、自らから生まれてきたものには厳格なジャッジをする。なんだかうまく言えませんが、常に「自分はまちがっとらんか?」という自問自答をしつづけるしかないというか、とにかく古いとか新しいとか流行り廃れにとらわれることなく、これは無いわなあというもののみを作っていく。それこそが我らの仕事。のはずなのです。その結果がどれほど不気味なものであろうと、謎があるからこそ不気味なのだし、仕方ないです。理論化された整然とした音楽なんか、くそくらえだ。
明日はブリッヂでオーロラのレコ発です。みんなきてね! 対バンもいいですよ。とくに桝本航太(二十歳)は一度はみとかないと駄目です。要注目です。なんといっても地力がすごいからとても新人とは思えないかもしれませんが、彼こそいま「最先端」と呼ぶにきっと相応しいのではないでしょうか。楽しみ。