tana record diary

リリース情報、日誌

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バイクモンド楽しかった。ヤスシ氏も渋い音でたいそうよかった。またやりましょう。
そういえば随分前だけど、ビッグアップルではHONZIの2ndレコ発やったな。僕が関西バンマスとしてメンバー集めやら練習やらしたっけ。でも前日のリハでみんなで食った牡蠣鍋に自分だけが当たってしまい、翌日の本番ではもうほとんど記憶が無くて、がたがた震えながらベースを弾いてて、それでも彼女のバイオリンの切れ味と綺麗な声はちゃんと思い出せる。あと維新派で一緒にやったこととか、ちょっとずつ。
福田さんから「ベスト・ミュージック」のアルバムを頂きました。ありがとうございます!うーん。一言で言えば、徹底している(ジャケからなにから)。たしかにこれは、エレベーターミュージックであり、スーパーマーケットの音楽であるとしかいいようがない。しかも、“らしい”ではなく“そのもの”。だいたいこういう音楽を、わざわざ家で聴いてるというのが、またなんとも妙な気分です。かなりシャカタク並みだ。しかし、人力とかアコースティックあるいはロウファイでこれをやると、まだその音楽には、音色で聴かせる、というある意味あざとい領分が期待できますが、彼らはエディットなしのローランド・サウンドキャンパスのみで押し切っている。発音タイミングもあくまで律儀に拘っているようで、味などいらないと。音楽家としてはもはや楽曲の精度とセンスしか武器はないという状態で、最も難易度の高い危険なやりかたに思われます。自分にはこれほどの勇気はまだない。それにしても“狙い”を含むにしては自意識の色気をとことん(いや、ほとんど)抑制しきれてます。見事な出来栄えです。こういうのはぜひやらなくちゃいけない。ただやりたいことをやりたいようにやり、売れるとか売れないとかの価値観を度外視した作品には、まったく別の価値がある。そしてそれを責任持ってリリースするレーベルは、偉い。