tana record diary

リリース情報、日誌

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川端稔

土曜日はジーベックホールで岡登志子さん達ダンサーとのセッション。地味ながらなかなか良い感じだったのではないでしょうか。ダンスとセッションをする場合、よくもわるくも(そういう美意識どうこうではなく、関係性として)音楽は「伴奏」になる。それはそれでいいのですが、あんまり度を過ぎるといらいらするんですね。でも今回はそういうストレスはほとんどなかった。それはみんなが「わかってた」ってことかな。
日曜日。子供らを公園連れて行ったり。西崎家のみんなで食事に行ったり。その合間を縫って川端さんから送られてきたテープを聴いています。この音楽性の底無し加減。お得意のカントリーでスタンダードな楽曲と、極めて実験的先鋭的なサウンドコラージュ?(というには得体がしれない)が並列に提示される。そしてついになんとジャズが出現しましたよ!しかもどれも彼独特の『訛り』によって洗練されていて、やたらに説得力があります。でもこうなると、もはやルーツがどこにあるのか見当がつかないし、これらをアルバムとしてどうゆう方向へ導けばいいのか、全く判断ができない。とりあえず川端ソロとAuroraをある程度は分けなきゃなりませんね。多分彼自身に、こういうのを作りたい、というイメージはあまりないのでしょう。思いつくままに録音しまくっている感じです。「なるようになるさ」としかいいようがない。

一平君からレコーディングの『しおり』が届いた。バンドメンバーに配るだけのものなのになんかちゃんと印刷してある豪勢なしおりで、それを見た美津子さんが稲田さんも見習いーよなどと言う。